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愛媛県 活断層 [社会]

【愛媛県の地震について】
 震源の真上にあたる地表面上の点を震央と言います。愛媛県付近では瀬戸内海の伊予灘から安芸灘にかけての地域と、豊後水道から日向灘、足摺岬沖にかけての地域に震央が多く分布しています。
 これらの地域ではマグニチュ-ド7以上の地震もしばしば発生しており、特に中央構造線系の活断層に沿った、伊予灘を中心とする地域で地震が多く発生しています。

[愛媛県の地形]
 愛媛県の地形は中央構造線によって南北に二分されます。 高縄半島や芸予諸島などの県北部には、なだらかな山地や丘陵が多くなっています。
 一方、中央構造線の南側には急峻な四国山地が連なっています。平野は、新居浜や西条に東西に細長く分布するほか、重信川河口に松山平野が広がっています。
 県内では、中央構造線断層帯を除いて活断層はみられません。活動度が非常に高い中央構造線断層帯は県の中央部をほぼ東西に走り、この断層帯の活動(右横ずれ)でできた非常に明瞭な地形が新居浜平野の南縁などにみられます。

[愛媛県の地質]
 愛媛県の地質は、阿波池田から四国中央市、西条市、松山市南方の砥部町を経て伊予灘・豊予海峡を横切って大分に至る「中央構造線」によって二分され、この構造線の北側を内帯(ないたい)、南側を外帯(がいたい)と呼んでいます。

 内帯には、領家帯(りょうけたい)と呼ばれる領家変成岩類・領家花崗岩類・広島花崗岩類が北部に、中生代の和泉層群と呼ばれる堆積岩からなる地層が南部に分布しています。

 外帯には、北から順に三波川(さんばがわ)帯、秩父帯、四万十帯が帯状構造で分布しています。
 三波川帯は、結晶片岩類からなる地層で構成されています。

 秩父帯は、中・古生代の地層からなり、主に砂岩、頁岩(けつがん)、粘板岩、チャ-ト、石灰岩、玄武岩質凝灰岩層からなっています。

 四万十帯は、秩父帯の南側に位置し、砂岩、頁岩の地層からなっています。

 なお、三波川帯と秩父帯との間には、御荷鉾(みかぶ)緑色岩類と呼ばれる火山砕屑岩、火山岩が分布しています。




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